日本で一番鶏肉の消費量が多い都道府県はどこか調べてみた
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はじめに

唐揚げ、焼き鳥、親子丼、水炊き、チキン南蛮……。
鶏肉は、日本の食卓でおなじみの食材です。
牛肉や豚肉と比べても比較的手頃な価格で購入でき、さまざまな料理に使えることから、普段から鶏肉を食べる機会が多いという人もいるのではないでしょうか。
では、日本で一番鶏肉をたくさん購入している地域はどこなのでしょうか?
今回は、総務省の「家計調査」を使って、鶏肉の購入数量(kg)ランキングを調べてみました。
鶏肉を一番多く購入しているのはどこ?
2023~2025年平均の「鶏肉」の購入数量で1位になったのは……

熊本市!
熊本市の1世帯あたり年間購入数量は、
23,078g(約23.1kg)
でした。
つまり、調査対象となった二人以上の世帯では、1年間に平均して約23kgの鶏肉を購入している計算です。
総務省のデータでは、熊本市に続いて大分市、鹿児島市と、九州の都市が上位に並んでいます。
鶏肉購入数量ランキングTOP10
2023~2025年平均のランキングはこちらです。
| 順位 | 都市 | 年間購入数量 | kg換算 |
|---|---|---|---|
| 🥇1位 | 熊本市 | 23,078g | 約23.1kg |
| 🥈2位 | 大分市 | 22,879g | 約22.9kg |
| 🥉3位 | 鹿児島市 | 22,432g | 約22.4kg |
| 4位 | 松江市 | 21,856g | 約21.9kg |
| 5位 | 福岡市 | 21,601g | 約21.6kg |
| 6位 | 大阪市 | 21,389g | 約21.4kg |
| 7位 | 北九州市 | 20,860g | 約20.9kg |
| 8位 | 札幌市 | 20,725g | 約20.7kg |
| 9位 | 岡山市 | 20,412g | 約20.4kg |
| 10位 | 宮崎市 | 20,402g | 約20.4kg |
※総務省「家計調査」2023~2025年平均、二人以上の世帯。購入数量は1世帯あたり年間。
1位は熊本市!年間約23kg
年間購入数量は23,078g。
kgに換算すると、約23.1kgです。
2位の大分市との差は約200gなので、かなり僅差での1位です。
「熊本といえば馬肉」というイメージもありますが、実は家庭で購入される鶏肉の量もかなり多いようです。
2位は大分市
年間購入数量は22,879g、約22.9kgでした。
大分県といえば、鶏肉料理で特に有名なのが「とり天」です。
鶏肉を衣につけて揚げる大分の代表的な郷土料理で、県内の飲食店や家庭でも親しまれています。
また、鶏肉を使った料理が身近にあることを考えると、今回の2位という結果も納得できるかもしれません。
3位は鹿児島市
年間購入数量は22,432g、約22.4kgです。
ここで面白いのが、以前の記事で紹介した「鶏肉への支出金額ランキング」との違いです。
鹿児島市は鶏肉への支出金額では1位ですが、購入数量では3位。
つまり、
「たくさん買っている=支出額も必ず1位」
とは限りません。
鶏肉の価格や購入する商品の違いなどによって、順位が変わることがあります。
鹿児島県の資料でも、2023~2025年平均で鹿児島市の鶏肉支出額が全国1位だったことが紹介されています。
TOP10には九州勢が4都市!

ランキングをよく見ると、かなり目立つ特徴があります。
なんとTOP10の中に、
・熊本市
・大分市
・鹿児島市
・福岡市
・北九州市
・宮崎市
九州から6都市もランクインしています。
1位、2位、3位を九州勢が独占しているだけでなく、5位、7位、10位にも九州の都市が入っています。
これはかなり興味深い結果です。
「九州は鶏肉をよく食べる地域」というイメージがありますが、実際の家計調査の購入数量を見ても、その傾向が表れています。
なぜ九州では鶏肉がよく食べられる?
九州には、鶏肉を使った郷土料理が数多くあります。
例えば、
・大分県(とり天)
・宮崎県(チキン南蛮)
・福岡県(水炊き・かしわ飯・焼き鳥)
・鹿児島県(鶏飯・鶏料理)
などです。
地域によって調理方法は違いますが、鶏肉を使った料理が昔から身近に存在していることが分かります。
こうした食文化が、家庭での鶏肉購入量にも影響しているのかもしれません。
「消費量」と「購入数量」は同じではない?
ここはランキングを見るうえで重要なポイントです。
今回使用したのは、総務省「家計調査」の購入数量です。
そのため、
「熊本県民が日本で一番鶏肉を食べている」
と、そのまま断定できるわけではありません。
家計調査のランキングは、都道府県庁所在地と政令指定都市の二人以上の世帯が、1年間に購入した鶏肉の数量を比較したものです。
外食で食べた鶏肉や、惣菜・料理として購入したものなどは、この「鶏肉」の購入数量とは別に扱われます。
そのため、今回の記事では、
「日本で一番鶏肉を購入している都市」
という表現のほうが正確です。
総務省も、2023~2025年平均について「1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量」のランキングとして公表しています。
支出額ランキングとは結果が違う!
鶏肉の支出金額1位は鹿児島市。
一方、鶏肉の購入数量1位は熊本市です。
つまり、「たくさん買っている地域」と「鶏肉にたくさんお金を使っている地域」は同じではありません。
これは、肉の価格や購入する部位、商品などが関係している可能性があります。
ランキングを見るときには、「金額」なのか「数量」なのかを確認することが大切ですね。
まとめ
今回、総務省の家計調査を使って鶏肉の購入数量を調べてみました。
2023~2025年平均では、
1位 熊本市:約23.1kg
2位 大分市:約22.9kg
3位 鹿児島市:約22.4kg
という結果になりました。
さらにTOP10には九州から6都市がランクイン。
鶏肉料理が豊富な九州の食文化が、ランキングにも表れているようで面白い結果です。
普段何気なく食べている鶏肉ですが、地域によって購入量にかなり違いがあるようです。
次にスーパーで鶏肉を買うときは、
「自分の住んでいる地域は、全国で何位なんだろう?」
と考えてみるのも面白いかもしれません。
参考資料
総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」2023~2025年平均。
https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html?utm_source=chatgpt.com

