温泉水って飲んでいいの? | 安全性と注意点を解説
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はじめに
温泉地に行くと、ときどき見かける「飲泉場」。
あれを見ると、ふと思いますよね。
温泉水って飲んでいいの? と。
結論から言うと、全部の温泉水が飲めるわけではありません。
温泉だから体によさそう、三朝温泉だから特別、というイメージはたしかにあります。
実際、三朝温泉の公式サイトでも、三朝には飲泉場があり、「飲んでよし」という楽しみ方が紹介されています。
株湯や薬師の湯、三朝神社・神の湯など、公式に案内されている飲泉場もあります。
ただし、それは「飲めるように案内されている温泉水」だからです。
どの温泉水でも自由に飲んでいい、という話ではありません。

温泉水は「飲用できるもの」と「そうでないもの」がある
温泉水とひとことで言っても、中身はかなり違います。
成分も違えば、酸性かどうか、含まれているミネラルや金属成分も違います。
環境省の温泉法に関する資料では、
温泉を公共の飲用に供する場合、成分や禁忌症、飲用上の注意事項を掲示することになっていて、
その内容は原則として医師の意見を聴いたうえで都道府県に届け出る仕組みになっています。
つまり、飲める温泉水というのは、
「温泉だから飲める」のではなく、
飲用として管理・案内されているから飲める、ということです。
逆に言うと、表示がないもの、浴用として売られているもの、源泉をそのまま汲んだものなどは、自己判断で飲まないほうが安全です。
飲んでいいかどうかは、まず「表示」を見る
いちばんわかりやすい見分け方は、これです。
飲用可と書いてあるかどうか。
温泉地の飲泉場なら、案内や注意書きが出ていることがあります。
三朝温泉でも、公式サイトで飲泉場として案内されている場所があります。
一方で、お土産品や温泉水の商品は、飲用ではなく浴用のものも普通にあります。
見た目がきれいでも、温泉由来でも、
「飲む前提の商品かどうか」は別の話です。
ここは感覚で判断しないほうがいいです。
温泉っぽいから飲めそう、は危ないです。

飲泉にもちゃんと注意点がある
飲める温泉水だったとしても、好きなだけ飲んでいいわけではありません。
環境省の掲示基準では、飲泉の量は1回100~150mL程度、1日の総量はおよそ200~500mLまでが一般的な目安とされています。
さらに、15歳以下は原則として飲用を避けること、誤嚥に注意すること、嚥下障害がある人は飲泉を行わないことなども示されています。
また、温泉の成分によっては注意が増えます。
環境省の資料では、ひ素、ふっ素、鉛、水銀などが含まれる場合は別に飲用量を示すこと、酸性が強い温泉では希釈の指示が必要になることもあります。
要するに、飲泉は「ちょっと珍しい水を飲む」くらいの軽さで考えないほうがいい、ということです。
飲める温泉には、飲めるなりのルールがあります。
「現地では飲めても、持ち帰って飲む」は別
ここも見落としやすいところです。
環境省の掲示基準には、飲泉場から飲用目的で温泉水を持ち帰らないことと明記されています。
衛生面の問題もありますし、現地で管理されている状態と、持ち帰ったあとの状態は別だからです。
つまり、現地の飲泉場で飲めるからといって、
ペットボトルに詰めて家で飲む、は基本的におすすめできません。
このあたりは、温泉水を「天然の健康ドリンク」みたいに考えてしまうとズレやすい部分です。
あくまで、その場のルールに従って楽しむもの、と考えておくのが無難です。

三朝温泉は「飲泉文化」がある温泉地
三朝温泉は、温泉に浸かるだけでなく、飲泉場も整備されている温泉地です。
観光協会の公式サイトでも、温泉街の中に飲泉場が複数案内されていますし、「飲んでよし」という楽しみ方も紹介されています。
だからこそ、神坂屋のある三朝町を語るときにも、
「温泉水って飲めるの?」という疑問が出てくるのは自然だと思います。
ただ、三朝温泉に飲泉文化があることと、目の前の温泉水を何でも飲んでいいことは、まったく別です。
ここは分けて考えたほうが安心です。
まとめ
温泉水は、飲んでいいものと、飲まないほうがいいものがあります。
判断の基準はシンプルで、
・飲用可の表示や案内があるか
・飲泉場として正式に管理されているか
・量や注意事項が示されているか
このあたりを確認することです。
三朝温泉のように、公式に飲泉場が案内されている温泉地では、ルールを守って楽しむことができます。
でも、表示のない温泉水や浴用の商品を自己判断で飲むのは避けたほうが安全です。
神坂屋のある三朝町は、温泉の町です。
だからこそ、温泉水との付き合い方も、
なんとなくではなく、ちゃんと知ったうえで楽しむのがいちばんいいと思います。

